11月の23日、26日、27日の3日間のみ開催のランチ。メインのメニューはTボーンステーキ(320g)かLボーンステーキ(230g)の二択のみという潔さ。写真のようにオープンキッチンでどっかと焼きますので、焼き加減の指定も無し。予約制で予約ぶんを先行して焼いているためか、ステーキの提供まではけっこう早い。
牛はメキシコ牛。アメリカ牛とオーストラリア/ニュージーランド牛では飼育する飼料の違いから風味が異なります。アメリカは穀物を飼料にし、オーストラリアは牧草を飼料にして育てている。牧草飼育のほうが牧草由来のβ-カロテンや脂肪燃焼を助けるといわれる共役リノール酸の含有量が増えるなど栄養学的には良いようですが、特徴的な風味も出てきます。それでオーストリアリア、オージービーフは苦手……という人も出てくる。
んでは、メキシコ牛はどうかというと飼料はアメリカと同じく穀物ですが、アメリカ牛より赤身が多め。その点ではオージービーフ寄りだそうです。BSE騒動でアメリカ牛が禁輸になってから注目を集めていますが……アメリカとオージーで90%ほどを占め、メキシコ牛は2%ほど(2014年時点)。家庭で食べられることはほとんどないですが、焼き肉店などは業務用ということで使っている店もちらほら。特にホルモン系だとメキシコ牛も多いそうな。
Tボーン、Lボーン共に「ショートローイン」と呼ばれる背中からおしり方面の肉ですが、Lボーンがサーロイン、Tボーンはサーロインとフィレの境目で両方の部位が楽しめます。