ランチの確保は成功していたものの、ディナーはさっぱり。
前日予約に成功。シェフミッキーのランチとダブルヘッダーになりましたが。おかげで、今回はパンのお代わり無し。
メインの肉料理が三択。ビーフテンダーロイン、イベリコ豚、追加料金アリでシグネチャープレート。シグネチャープレートのほうは、今のところ和牛+フランス産羊肉だそうなので後ろ髪ひかれつつ、イベリコ豚を選択。なお、シグネチャープレートは仕入れ状況などにより変更になることもあります。
また、酒類の提供がないのは変わりありませんが、プレミアム葡萄ジュースとして、スパークリング、シャルドネ種の白葡萄ジュース、メルロー種の赤葡萄ジュースを販売開始。メニュー非記載のノンアルコールカクテルもあるそうです。
- アミューズ・ブーシュ
ブロッコリーの冷製スープ。サワークリームとオリーブオイルをたらたらと。
- パン
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替わらず。
熟成小麦と米粉のバゲット、ミルクブリオッシュ。
- カワハギのマリネとアオリイカのタルタル 茄子のコンポートとクミン香るキャロットソース
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アオリイカのタルタルの上にはキャビアにアプリコットなんぞも。そして蜘蛛の巣に見立てたライスペーパー。
薄くスライスした蕪でニンジンのピクルスを巻いたのは、クミンの味と香り。
カワハギはコリコリ。
- リ・ド・ヴォーのスパイシーソテーと生ハムを纏ったキノコ バターナッツスクワッシュのピュレ
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リ・ド・ヴォーが大きくて嬉しい。臭み消しにナツメグやらカレーでまぶしてバターソテーに。下にはレンズ豆、トランペット茸、ベーコンをワインビネガーをまぶしてソテー。
キノコは大黒シメジ。本シメジですな。プロシュート巻いてからソテーしてます。こちらにもリ・ド・ヴォーをソテーした時の肉汁。リ・ド・ヴォーより美味かった。
ソースはポートワインとフォンドボー。
- カサゴのパンシアード グレープフルーツ風味の軽いバターソース マスタードリーフとポワローのライトブレイズ
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「パンシアード」は「フライパンで焼いた」の意。なお、「ソテー」は「フライパンで炒めた」の意。
バターソースはグレープフルーツの果肉の姿も見えますが、ほんのり甘酸っぱい。
マスタードリーフはからし菜の一種で、強烈ではないもののピリっと辛い。
ポワロ―は「灰色の脳細胞」で有名なベルギー人の名探偵……ではなく、西洋ネギ。
グレープフルーツの味、からし菜の味、カサゴの味とそれぞれ邪魔をしないように主張しあってて面白い。混然一体となった旨味とはまた違うし。ネギはネギで美味いし。
なお、カサゴの旬は諸説ありますが、産卵前(交尾時期前)の今頃が栄養を蓄えてて美味いとする説もあります。
- イベリコ豚のグリル ジンファンデルソース グリーントマトのフリッターと林檎のミニタルト
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最初に見たときは、イベリコ豚は加熱し過ぎじゃね? と思い、続いてイベリコ豚だけ食べたときは塩気が利きすぎじゃね?(これはこれで美味いが)と思いました。
また、林檎のミニタルトはひとかけら食べただけでも強烈に酸っぱい。
ところが、この酸味の強いひとかけらを食べた後だと、口の脂分がさっぱりして次のイベリコ豚の脂分が美味いのなんの。
ジンファンデルソースも甘めなんですが、これがイベリコ豚の強めの塩気と組み合わさると絶妙に美味い。
塩気と甘味。脂と酸味。二重の対比で停まらない。
さらにはグリーントマトのフリッターもタルトに比べると弱い酸味でアクセントになるという。
- アールグレイのムース オレンジとアプリコットのゼリー 巨峰のソルベを添えて
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全体的にメリーゴーラウンド、カルーセルをイメージ。ミニーのイラストもカルーセルですが、チョコレートの軸付き。これが捩じってあるという凝りよう。
下からビスキュイ・ジョコンド・オ・ショコラ。洋梨のキャラメリゼを外側にミルクチョコレートのガナッシュを内側に。アールグレイのムース。最上層にはアプリコットのゼリーが渦を巻いてます。
付け合わせのフルーツは、巨峰、シャインマスカット、ラズベリーにアプリコット。
赤ワインのパウダーも。
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