2021年1月19日火曜日

“メディテレーニアン・ヴォヤッジ”ディナーコース~スペイン~

オチェーアノのコース料理はランチは設定がなく、ディナーのみ。

わりとテーブルも埋まってました。キリン一番搾り注文する人がけっこういるのね。

ジャスト・ビー

グラスワインもスペイン産を取り揃え。

スペイン北西部ガリシア州リアス・バイシャスのワイン。葡萄品種はこの地方特有のアルバリーニョ。先日、カンナでいただいたカノン・デュ・マレシャルほどには甘くない。アルコールもちょっと強めかな。

香りもしっかりフルーツ感。

アホブランコと帆立貝

アホブランコはアホ=ニンニク、ブランコ=白いで、グラナダ、マラガといったスペイン南部の郷土料理(冷製スープ)。トマト抜きの白いガスパチョという説も。……っつうか、キャストさんによっては思いっきりガスパチョと説明しとったな。

オリーブオイルと点々とさせており、更にはローストしたアホブランコが色の濃くなった部分。

帆立貝の上には生ハムなんかも。

パン

バゲットと米粉のホワイトロールで替わらず。

確認してませんが、マルドンの塩にスペインのアンダルシア州産オリーブオイルも替わらず。

今回もソースが美味い皿が多くて、ちょっと湿気った感じのバゲットが大活躍。上のアホブランコでバゲット1つ消失しているという。

真鯛と甘海老のモンタディート ピキージョとオリーヴ

モンタディートはスペイン式のオープンサンド。スライスしたバゲットの上に具材を乗せた挟んでいないサンドウィッチです。今回はバゲットをくり抜いて白いとこだけ使ってます。

ピキージョはスペインの小型赤ピーマン。オリーヴと共にソースにし、モンタディードの上にジェルシート状になって乗ってます。

右の緑の野菜はブロッコリーではなく、ブロッコリーニ。日本名はスティックセニョールと言いまして、これはスペインのではなく、日本のサカタのタネが開発したものです。

阿波尾鶏のロール仕立て 蕪とトリュフ

阿波尾鶏はイタリアンパセリやタイムで香りづけしてあります。更にはトリュフ乗せ。

蕪はピュレにして、白インゲン豆を煮たのと共に。

ソースのほうも鶏から出汁を取ったジュ・ド・ヴォライユ(これはフレンチですな)。これがまた美味くてバゲットが減るんだわ。

個人的には阿波尾鶏はそれだけで充分に美味いのでタイムの香りづけは要らんかったかな。

黒ムツのポワレ サフラン風味のカルド ポワローとキャベツのブレゼ

カルドは、フランス料理で言うところの「フォン」。出汁ですな。今回は魚介だそうなのでフォン・ド・ポワソン、フュメに近いか。サフランで色付けしてあるので黄色くなってます。これがまた美味くてバゲットが(以下略)。

ポワローは西洋ニラ葱、リーク。キャベツともども軟らかくなってて味は滲みてて美味い。

クアトロ・メセス・ファン・ヒル 2018

ジャスト・ビーが空いたので勢いに乗って追加注文。

スペインはムルシア州フミーリャ産のワインです。葡萄品種はモナストレル。クアトロは4、メセスはmonthで月。「4か月熟成させたワイン」ということで、この名前です。

タンニン分もそこそこ強め。最初はそんなに甘くないかな……と思いましたが、放置してたら、かなり甘く感じるように。下の鴨肉がわりと血の味が濃いめというのもあってけっこう合いましたわ。もちっと早めに注文して放置時間を取っておいたほうが良かったかも。

鴨むね肉のロースト ビーツとプルーンのピュレ ペドロヒメネスのソース

中央のソースがビーツとプルーン、カシスのねっとりソースで甘口。周囲の赤い線はペドロヒメネスというシェリー酒がベースのソースでこちらも甘め。素揚げした刃物の横はパン粉にスパイスやマルドンの塩を混ぜたもので、甘いのに飽きたらこちらを鴨肉に。私ゃ、パン用のマルドンの塩を鴨肉に振ってました。

昨年クリスマスのカンナの“ギフト・オブ・クリスマス” ユールタイドの仔鳩ほどではありませんが、エンパイアグリルとかで過去に出てきた鴨肉よりは鶏レバーのような血の風味が強めに出ており、苦手な人には厳しいかも。かといって料金追加でシグネチャーアントレにしても牛のハツ=心臓肉が待ってるしな。

この鴨肉、甘いソースでも良し、塩でも良し、上のクアトロ・メセスでも良し。

バスク風チーズケーキ ブラッドオレンジソルベ

闘牛をイメージした盛り付け。

右側のフルーツやラズベリーのメレンゲは闘牛士のカラフルな衣装をイメージ。

チーズケーキの赤いのはソースではなく、シート状。

飲み物はエスプレッソで。


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  • オチェーアノのディナーコース、シグネチャーアントレの内容。 Grilled Beef Rump and Beef Heart Confit served with Roasted Onion Puree and Red Wine Sauce 和牛ランプ肉のグリルと牛ハツのコンフィ ローストオニオンのビュレと赤ワインソース posted at 16:40:05
  • 1週間ぶりにミラコスタ pic.twitter.com/a2qegjU3PM posted at 16:53:53
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  • アホでブランコである。アホ(ニンニク)、ブランコ(白)。赤くないガスパチョという認識でも良い。 posted at 17:10:22
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  • 鴨肉、なかなかジビエっぽく血の味がして良い。レバー苦手な人にはキツい。 posted at 18:08:37
  • 甘味のあるソースで喰うのも美味いが、塩でも美味しい鴨肉。赤ワインが進むわ。 posted at 18:12:27
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