2020年9月4日金曜日

ハロウィーン エンパイア・グリル・ディナー

エンパイアグリルはハロウィーンメニュー。

食前酒替わりにジャパニーズクラフトカクテル。今期は「六ジン×葡萄」。サントリーのジャパニーズクラフトジン ROKUってのがあります。お酒のジンってのはジュニパーベリーを使っていれば、あとは何使ってもいいみたいなアバウトな酒でして、ROKUは桜花、桜葉、夏煎茶、玉露、秋山椒、冬柚子という日本の四季の素材6種を使ったジンです。他にも伝統的なジンの素材はいろいろ使ってます。そのROKUと巨峰リキュールを使ったカクテル。巨峰リキュールもサントリーは出してますが、これかしらん?

レシピは、六ジン、巨峰リキュール、エルダーフラワーシロップ、柚子果汁、ぶどう、和三盆、クレソン。

巨峰リキュールが甘いのもありますが、和三盆で上品な甘さに仕上がってます。その分、ジントニックみたいなドライなサッパリ感からは遠のいていますが。


パン

ポン・デ・ケイジョとリュスティック。

リュスティックはフランス語で「ひなびた」とか「田舎の」といった意味合い。ハードパンで外側は堅めですが、加水量がかなり多いので中はしっとりもちもちしてます。

甘海老のマリネとワカモレ ザクロのアクセント クリュスタッセ香るオーロラソース

クリュスタッセは甲殻類を殻ごと野菜と炒めて魚のだし汁と合わせて煮て、生クリームで煮詰めたソース。それをマヨネーズと合わせてオーロラソースに。

ワカモレは層になってまして、下からアボカドのタルタル、甘エビのタルタル、ザクロのシート。その上には黒いキャビアなんぞも乗ってます。

右下は海老のフリッターとザクロのビネグレットのサラダ。

黒大根のピクルス添え。黒大根はヨーロッパ産の大根でその名の通り、外側は真っ黒です。中は普通の大根みたいに白いんですけどね。

チキンオイスターとキノコのソテー トリュフソース 根セロリのピュレを添えて

チキンオイスターは鶏1羽から2つしか取れない希少部位。鶏腿肉の付け根部分、股関節にある肉です。フランス語ではソリレスとも呼ばれますが、「残すものは愚か者だ」や「バカの残すところ」といったものすごい意味合いです。日本の場合、もも肉に含めて売ってるところも多いとか。

キノコはトランペット茸、ヒラタケ、マッシュルームを使用。トランペット茸はトロンペット・ド・ラ・モール(trompette de la mort)」、その意味は「死者のトランペット」で、名前からすると毒キノコですが、ちゃんと食用です。日本でも生えてるとか。

ソースはマデイラ・ワインとたっぷりトリュフ。百合根のピュレと鶏ティーヤチップスを砕いた物を添えて。

鶏とキノコのバターソテーですが、これ普通に鶏モモ肉1枚2枚でメインの料理になれるんじゃないかというくらい美味い。香りもものすごい。

カマスのポワレと茄子のフォンダン スパイスシーブロスを注いで

目の前でブロス(スープストック、ブイヨン)を注いて完成するタイプです。

ブロスは、カマスの骨、柚子の果汁に中華のミックススパイス香粉(五香粉かどうかはよくわからん)から出汁とってます。

カマスはちょうど旬の谷間になる時期のハズですが、ブロスとの相乗効果で味も良く、脂も多すぎず少なすぎず。野菜のほうは煮びたしのイメージで茄子と、焼き目を付けた長ネギ。銀杏も入ってまして、これの甘味が味変になって良い。

どんぶり飯に乗せて、ブロスひたひたにぶっかけて掻き込みたい。

鴨胸肉のキャラメリゼロースト ブラッドオレンジ風味 人参のバリエーションとともに

メインのお肉は牛か鴨かも選択制。いちお、追加料金でWお肉にもできないことはないらしい。

鴨は、スノーホワイトチェリバレー(北海あいがも)。北海道滝川市、赤平市にて生産されているチェリバレー種と言う品種です。ソースは鴨の出汁。赤いのはブラッドオレンジのソース。

付け合わせは、ニンジンのピューレにベビーキャロットとニンジン尽くし。デュカスパイスも添えられてます。

和栗のモンブラン ラズベリーソルベを添えて

モンブランは竹炭で色付け、香りづけしたメレンゲ。その中にはラズベリーのゼリー。マロンクリームの上にはコウモリ型のラング・ド・シャ。蜘蛛の巣はチョコ。

クルミ、アーモンド、ドライイチジクをカラメリゼしたもの。

Haloweenのプレート(これが何か聞くの忘れた。チョコではない)の下のは、黒ゴマのマルトセック。油脂を吸収させ粉状にしたやつ……よく判らん。

もう1回は来よう。今度は牛で。

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