2020年8月31日月曜日

S.S.コロンビア・ダイニングルーム:イサキのポワレ

およそ1箇月ぶりのコロンビア・ダイニングルーム。

今回のワインはドイツ産の「アマリエ・ナーエ・ドルンフェルダーQbA」。ドルンフェンダーというのが葡萄の品種ですね。1955年に研究所で産まれた交配品種で、その研究所設立に功のあったドルンフェルト氏の姓から付けられてます。正式に品種として認可されたのは1980年代。ドイツワインというと白ワインのほうが有名ですが、これはドイツの寒冷な気候では赤ワイン用の葡萄品種の栽培が巧くいかないという理由もあります。そこで、赤ワインの色付け用として開発されたのがドルンフェンダー。

アマリエ・ナーエは甘口赤ワインで、注文した際に「相当に甘口ですが、よろしいですか?」と確認されたくらい(笑)。酸味もちょっとあり、さらっとしたべとつかない甘味。タンニン分とか渋みが無く、葡萄ジュース感覚で飲めます。

QbAは、クヴァリテーツヴァイン・ベシュティムター・アンバウビゲーテの頭文字。ドイツ語読みで「クーベーアー」。特定の生産地域内のみの葡萄で生産された高級酒ということになります(なお、この上にQmPというランクもある)。前回のベリンジャー・ホワイト・ジンファンデルはテーブルワインでしたので、それよりはちょっと上級。

サーモントラウトのリエットと帆立貝のマリネ、ポテトクリームスープ

前菜兼スープ。

前回と同じですね。

塩気があって、甘口のアマリエ・ナーエと交互に止まらん勢い。

イサキのポワレ、ラヴィゴットソース

ちょっと悩んだんですよね。イサキの旬は初夏から夏なので、今は終盤。もしくは旬が終わっており、産卵期過ぎて味が落ちている時期です。1ポンドステーキ再びも芸がないし。

ところが、塩気が強めなのが効いたのか、味はしっかり。確かに脂は抜けた感じもしますが、塩気があって温かいイサキと、冷たくて甘いアマリエ・ナーエが意外と合う……というか交互に止まらん状態で。

ラヴィゴットソースは「元気を出させる」ソースの意。酢、食用油、香味野菜をみじん切りにしたのがベースとなるソースです。

付け合わせ野菜はしんなりしたパプリカにオクラ。米ナスはバジル風味に仕上げてあり、これだけでも美味い。

パン

今回は写真を撮る余裕があった。

手前のミッキーマークがついているのが、米粉のパン。奥のはバゲットです。

今回は完食。

レモンムースとマンゴーのヴェリーヌ、チョコレートケーキ

こちらも前回同様。

チョコレートケーキが濃厚で美味い。

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