ウエスタンランドのパレードルート沿い、クリッターカントリーの入り口にずっとずっと昔からある樹ですが、いつの間にやら「ホルトノキ」というネームプレートが刺さっていました。
なんとなく、面白い名称なので気になって調べてみると、これがまた面白いエピソードが……
命名したのは、江戸時代の平賀源内さん。
ホルトノキは「ポルトガルの木」の意。
江戸時代に紀州藩にあったオリーブの木がポルトガルが訛ってホルトカルトと呼ばれてたそうで。ちゃんとオリーブオイルも採れるので「ホルトの油」と呼んで薬用にしてたそうな。
それを知ってた源内さん、このホルトノキを見て、これは件のホルトカルトに違いない……と間違えて自著で「ホルトカルトという木」と紹介しちゃったとか。ホルトノキはポルトガルからの渡来種ではなく、日本在来種。九州や沖縄に自生しており、モガセ、モガシ、タラシ、マガゼ、チンギなどと呼ばれておりまする。
ホルトノキ、オリーブみたいに油は取れませんが、樹皮と枝葉は織物の染色に利用され、黒色に染めるのに使わてたりするそうです。
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