2020年8月15日土曜日

本ズワイ蟹の天ぷらと蟹のイクラ丼御膳:カリフォルニア

前日夜に予約した東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾートのカリフォルニア。朝と夜は宿泊者の関係もあって、そこそこ賑わうそうですが、昼はガラガラです。客より従業員のほうが多いんじゃなかろうか?

本日は8月末までの期間限定メニューの1つ本ズワイ蟹の天ぷらと蟹のイクラ丼御膳

和食分類なので、1トレイで出てきます。

嶺岡豆腐

千葉県の鴨川市と南房総市の間に嶺岡山地というのがあります。ここは飛鳥時代とかの古来より馬の育成をやっていました。江戸時代になると幕府直轄地の嶺岡牧として馬を育成し、8代将軍吉宗の頃にはインドから伝来した白牛を飼育していたとかで、日本の酪農発祥の地とも呼ばれます。

んで、無事にインドの白牛も繁殖に成功し、「白牛酪」という砂糖入りバターみたいなのも生産開始。薬として大名などに食べられたそうな。そんな嶺岡牧に視察に来た暴れん坊将軍、「豆腐、喰いてぇ」とわがままを言いだす。悩んだ料理人が牛乳を葛で固めたものを出したら、これが美味かったらしく、吉宗は喜んだ。これが、嶺岡豆腐です。ゴマ豆腐の練りゴマの代わりに牛乳を使った感じですかね。

そういうのもあって、和食では牛乳のことを『嶺岡みねおか』とも呼ぶそうな。「嶺岡鍋」、「嶺岡煮」なんて料理もあるらしい。それぞれミルク鍋、ミルク煮ですな。

嶺岡豆腐は、ほんのり甘いので、ジャム乗せたり完全にデザート方向で出すこともあるようですが、ここはワカメとオクラと三杯酢? お豆腐方向で来ました。

炊き合せ

ニンジン、シイタケ、サトイモ、インゲン、厚揚げにさつま揚げ。いずれも味が滲みてて、もの凄く美味い。これがメインでも充分に喰っていけそう。

本ズワイ蟹の天ぷら

脚が3本に爪1つ。野菜はピーマン……にしては細長いな。シシトウ??

味は美味いんですが、脚の中には半透明の「腱」があり、端に殻もあるので、ちょっと食べづらい。海老の天ぷらだと殻までガリっといっても、噛み切れなくもないですが、蟹の殻はさすがに歯が痛い。爪のほうはもっと顕著で、「もうちょっと身が詰まってそうなんだけどな」という感じに。

蟹の天ぷら自体は初めてですが、さほど珍しい調理法でもないようなので、他だとどうやってるんでしょう?

カニカマの天ぷらは理にかなっていると思った次第。

蟹とイクラの丼ぶり

美味い。

……が、丼のご飯がちょいと水分過多でべしょっとしているのが大きく減点。酢飯のほうが良かったかも。

味噌汁

具は渦巻き麩とワカメとネギ。

香の物

野沢菜と蕪か? ほんのりスダチ風味で口直しにも良い。

季節の果物

甘いメロンと酸味のほうがやや勝っているオレンジ。


追加注文。

こちらも8月末までのブルーハワイゼリーとパンナコッタ

上にパイナップル、マンゴー、ラズベリー。

中間層は青いブルーハワイなゼリーと透明なレモンゼリー。

かき氷なんかのブルーハワイも知名度のわりには謎な味。かき氷のシロップメーカーによっても味が違ってたりするそうで、ピーチ味だったりラムネ味だったり、サイダー味だったり。これは……というと、レモンゼリーの味と混じってしまい判断が難しいですが、炭酸抜きのサイダー味かな?

下層はパンナコッタとマンゴープリン。青、白、黄色で、ドナルド・ダックみたいな感じ。

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