2020年1月14日火曜日

“ベリー・ベリー・ミニー!”エンパイア・グリル・ディナー

時間もあったので閉園後に徒歩でイクスピアリ経由してアンバサダーホテルのエンパイア・グリルへ。

ん? 初か?

ベリー・ベリー・ミニー!のイベントメニューが始まって、やたらめったら予約が取り難くなりました。3月19日のイベント終了までランチ、ディナーともにびっしり満席。よく拾えたものだわ。

まずは、“ベリー・ベリー・ミニー!”スペシャルドリンク(もちろん、別料金)。レシピはマンゴーシロップ、ストロベリーシロップ、クラブソーダ、ストロベリー、スライスレモン、チョコレート。ストロベリーシロップ、ストロベリー、チョコレートは別添え。

「ミニー・オー!ミニー」をイメージしたノンアルコールカクテルで、グラスに添えられているスライスレモン(のフローズン)は、「王冠」をイメージ。これがショー冒頭のミューズのミニー。これにストロベリーシロップを注ぐことで、早や着替えのイメージを再現。

パン

パンはクルミとレーズンのパンに、ポン・デ・ケイジョ。ポン・デ・ケイジョはブラジルのチーズパンでもちもちした食感がポイント。どちらも美味いのは確かなんですが、ちと料理の味とぶつかるかも。

お代わり自由です。こないだのオチェーアノほどではないが3回は喰ってるな……

帆立貝のタルタルとタラバ蟹のグリル マッサ香るヴィネグレット ラズベリー風味のビーツを添えて

前菜は、ミニーを象った盛り付け以外はわりと普通。こちらでもラズベリーを使用しているのが、イベントメニューっぽい。

リ・ド・ヴォーとロブスターのフリカッセ チョリソー入りミガスのアクセント

「ミガス」はスペイン語、ポルトガル語で「パンくず」の意で、従来は古くなったパンを水に浸したりしてからそぼろ状に炒めたモノらしい。皿の縁にも乗ってますが、チョリソー入りの表記は伊達ではなく、かなり辛くて、味が一変する。

位置的にはスープの位置だが、ナイフとフォークで食べるものらしい。フィッシュスプーンで食ってしまった。

金目鯛と九条ねぎの包み焼き 柚子胡椒とともに

包み焼きのリボンがミニー柄。

開くと香りが立ち上る。いっしょに蕪かな? テーブルに乗った時点ではぐつぐつと沸騰してましたんで、かなり熱々。別添えの柚子胡椒は「かんずり」で唐辛子味噌」なんで、これがまた辛い。

そーいや、何年か前にエンパイアのシェフがカンナに異動になって、カンナの焼き物レベルが上がったとか聞いた覚えもあるが、エンパイアにはカンナのシェフが来て容赦なくなったのか? この店、名目は「カリフォルニア料理」のはずだが……

デュカスパイスとメープルを纏った鴨胸肉のアサード 赤キャベツのザワークラウトとインカのめざめのフリッター

肉料理はビーフ・テンダーロインとの二択ですが、鴨胸肉を選択。周囲のテーブルの説明を聞く限り1対3の割合で牛が多かったような。

アサードは南米の肉の調理法で、シンプルな味付けの肉を熾火(焚火の薪が炭みたいに黒くなり、燃えてはいるけど、火が上がってないような状態)にして、じっくり加熱した肉料理。今回は鴨肉ですが表面にメープルシロップを塗って下ごしらえしてから焼いているそうで、ほんのり甘くて塩気もあって、鴨の脂と合わせて、もう口の中は極楽に。

付け合わせは、芽キャベツのジャガイモの「インカのめざめ」。それに何をどうやったかマッシュポテトをカリカリの粒状にしたヤツ。あと鴨肉の下に赤キャベツのザワークラウト。ソースは赤ワイン系のどっしりとした王道ソース。

チョコレートとパッションフルーツのムース フロマージュブランアイス

デザートは、出てきた瞬間に絶句。いや、確かにサイトに写真は載ってましたよ。ミッキーとグーフィーのカードにも見覚えありますよ。そのまんま出てきますか。しかも喰えますか。例の食品プリント技術は進化している。

Dポップ・マジック!をイメージしており、ムースはターンテーブル。このムースの中心部にはバナナソースが入ってたりします。フロマージュの下は葡萄のゼリーで甘味少な目。

問題はムースの下にある茶色い粒々でして……

1980年代から発売されていた「ドンパッチ」というキャンディー菓子。溶かした材料を高圧二酸化炭素にさらしながら冷却することで、その中に二酸化炭素を封じ込めてある菓子です。軽く説明はあったんですが、気にせずに食べてたら、どこからともかく「パチパチ」と音がする。多めに口に入れると……痛いです。

コーヒーか紅茶もコースには付属してまして、コーヒーを注文。

酸味はなくて、苦み強めのコーヒーでしたが、苦みの裏にあるコーヒーっぽい甘味が感じられず、単に苦いコーヒー止まりだったので、イマイチ。

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